美容液は「基本のケアが安定してから」が目安
「美容液って、いつから使い始めればいいんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか。
結論から言うと、美容液は洗顔・化粧水・乳液(または保湿剤)・日焼け止めという基本のスキンケアが習慣として安定してから取り入れるのが、ひとつの判断の目安です。
美容液はあくまでも「プラスアルファ」のアイテム。
まず土台となる保湿と紫外線対策が整っていることが、美容液を活かす前提になります。
逆に言えば、基本のケアがまだ定着していない段階で美容液を追加しても、肌の状態を把握しにくくなるだけです。
まずは土台から、が基本の考え方です。
「基本のケアが安定している」とはどういう状態?
自分のスキンケアが「安定している」かどうか、次の3つの視点で確認してみましょう。
1. 毎日同じ手順でケアができている
朝晩、洗顔→化粧水→乳液(または保湿剤)→(朝は)日焼け止めという流れが、とくて意識しなくてもできている状態が目安です。
スキンケアの順番はアイテムごとに推奨される使い方が異なる場合があるため、使用する製品の説明書きも必ず確認してください。
2. 使っているアイテムで肌荒れが起きていない
今使っているアイテムが肌に合っているかどうかを確認することも大切です。
赤みやかゆみ、乾燥の悪化などが続いている場合は、まずその原因を探ることが先決です。
新しいアイテムを重ねると、どれが原因かわからなくなります。
肌に異常が出た場合は自己判断せず、皮膚科を受診することをおすすめします。
3. 自分の肌タイプや悩みがある程度わかっている
美容液には乾燥ケアに向いたもの、肌のキメを整えることを目的としたものなど、さまざまな種類があります。
「自分が何を求めているか」が明確でないと、選ぶ基準がぼやけてしまいます。
日常のスキンケアを続けるなかで、「この季節は乾燥しやすい」「毛穴が気になる」といった自分の肌の傾向が見えてきてから選ぶほうが、自分に合った1本を見つけやすくなります。
年齢よりも「肌の悩みが生まれたとき」がひとつのサイン
「何歳から美容液を使い始めるべき?」と年齢で考える方も多いですが、美容液を取り入れるタイミングに決まった年齢の基準はありません。
それよりも、基本のケアだけでは補いきれないと感じる悩みが出てきたときが、最初の1本を検討するサインと考えるとわかりやすいです。
たとえば、化粧水と乳液を使っても「うるおいが足りない気がする」「肌のキメが気になってきた」といった変化を感じたとき。
そういったタイミングで、悩みに合わせた美容液を1本プラスするという考え方が、無理なくステップアップできる方法です。
逆に、今の基本ケアで特に不満がないのであれば、美容液を急いで取り入れる必要はありません。
スキンケアはシンプルであることも大切です。
にきびなど肌トラブルがある場合は注意が必要
にきびなどの肌トラブルを抱えている場合、スキンケアアイテムの選び方には特別な注意が必要です。
日本皮膚科学会によると、にきびがある場合の基礎化粧品はノンコメドジェニック、あるいはハイポコメドジェニックと明記されたものがよいとされています。
また、化粧品や医薬部外品には、にきびを予防したりできにくくする作用があるものもありますが、にきびの治療薬ではないとされています。
にきびの治療中に美容液を追加する場合は、自己判断で製品を選ぶのではなく、かかりつけの皮膚科医に相談してから取り入れるようにしましょう。
ネット上の情報をもとに自己流でケアを重ねることで症状をこじらせることがないよう、早期から皮膚科を受診することが推奨されています。
また、スキンケアアイテムを新たに加える際には、接触皮膚炎(かぶれ)のリスクも知っておきましょう。
化粧品が皮膚に直接触れることで生じる皮膚炎は化粧品皮膚炎と総称され、アレルギー性・刺激性などいくつかの種類があります。
肌に赤みやかゆみなど異常を感じたら、使用を中止して皮膚科を受診してください。
初めての美容液、取り入れるときの3つのポイント
いざ美容液を取り入れるとなったとき、何を基準に選べばいいか迷いますよね。
以下の3点を確認しながら選ぶと、失敗しにくくなります。
1. 自分の肌の悩みを一つに絞る
美容液は「うるおいを与える」「肌を整える」「乾燥を防ぐ」など目的がさまざまです。
最初から多くのものを求めず、今もっとも気になる悩みを一つ選んでそれに対応した製品を探してみましょう。
悩みが絞れると、成分表示を見るときの判断もしやすくなります。
2. テクスチャーを確認する
美容液は化粧水よりとろみがあるものが多く、一般的には化粧水のあと・乳液の前に使うことが多いアイテムです。
ただし、製品によって推奨される使用順が異なる場合があるため、購入前や使用前に製品の説明書きを必ず確認してください。
3. 少量から試す
新しいアイテムを取り入れるときは、サンプルや試供品があれば先に試してみることをおすすめします。
肌への合う・合わないは個人差があるため、いきなり大容量の製品を買うよりも、肌の反応を見ながら判断するほうが安心です。
美容液を加えたあとに確認したいこと
美容液を取り入れたら、しばらく使い続けながら肌の変化を観察しましょう。
確認しておきたいポイントは以下の通りです。
- 赤み・かゆみ・乾燥の悪化など、肌トラブルが起きていないか
- 以前と比べて肌の調子に変化があるか
- 使用感(テクスチャーや香りなど)が自分に合っているか
もし使い始めて肌の状態が明らかに悪化した場合は、使用を一旦中止し、必要であれば皮膚科を受診してください。
まとめ:美容液を取り入れるタイミングの判断基準
美容液をいつから使い始めるかに、決まったルールはありません。
ただし、次の条件が揃ったタイミングが、最初の1本を検討するひとつの目安です。
- 洗顔・化粧水・乳液・日焼け止めの基本ケアが習慣として安定している
- 今使っているアイテムで肌荒れが起きていない
- 基本のケアだけでは補えない、具体的な肌の悩みが出てきた
年齢ではなく肌の状態と悩みを基準に考えることが、自分に合った美容液を見つける近道です。
急いで取り入れる必要はなく、基本のスキンケアをしっかり続けることを最優先にしながら、タイミングを見て1本プラスしてみましょう。
美容液の種類ごとの選び方については、関連記事「美容液の選び方入門」もあわせて参考にしてみてください。
参考情報
この記事は、以下の公的機関・学会が公開している情報を確認して作成しています。
- 日本皮膚科学会(皮膚科Q&A)「にきび Q25 スキンケアはどうしたらいいですか?」
- 日本皮膚科学会(皮膚科Q&A)「にきび Q13 テレビで宣伝している化粧品などと病院の薬の違いは?」
- 日本皮膚科学会(皮膚科Q&A)「かぶれ Q11 化粧品、毛染めによる接触皮膚炎にはどのようなものがありますか?」

