乾燥肌、スキンケアを変えても改善しない理由があります
「保湿クリームを塗っているのにすぐ乾燥する」
「季節に関係なく肌がカサカサする」
「スキンケアをいろいろ試したけど改善しない」
乾燥肌は正しい原因を理解せずにケアを続けても、なかなか改善しません。
実は、日本人女性の約60%が「肌の乾燥」を悩みのトップに挙げているというデータもあるほど、多くの方が抱える悩みです。
この記事では乾燥肌の原因から根本的な改善方法まで詳しく解説します。
乾燥肌とはどんな状態?
乾燥肌とは肌の水分・油分が不足し、バリア機能が低下した状態です。
健康な肌は水分と油分のバランスが保たれ、角質層の水分量は約20〜30%に維持されていますが、乾燥肌はこの水分量が10%以下にまで低下した状態です。
| 肌タイプ | 水分量 | 油分量 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 普通肌 | 適切 | 適切 | トラブルが少なく安定している |
| 乾燥肌 | 少ない | 少ない | 全体的にカサカサ・ツッパリ感がある |
| インナードライ肌 | 少ない | 多い | 表面はテカるが内側は乾燥している |
| 脂性肌 | 適切 | 多い | 皮脂が多くテカりやすい |
自分が乾燥肌かインナードライ肌かによってケア方法が異なります。
まず自分の肌タイプを正確に把握することが重要です。
乾燥肌の主な原因
外的要因
- 季節・気候:冬の乾燥した空気・夏のエアコンによる室内乾燥。
湿度が40%を下回ると肌の水分が急速に蒸発します - 紫外線:コラーゲン・エラスチンを破壊しバリア機能を低下させる。
曇りの日でも紫外線の約80%は地表に届いています - 洗いすぎ:必要な皮脂まで洗い流してしまう
- 摩擦:タオルでこするなどの物理的刺激がバリア機能を傷つける
内的要因
- 加齢:年齢とともにセラミド・コラーゲンの産生が低下する。
セラミドの量は30代以降、20代と比べて約50%減少するとも言われています - ホルモンバランスの乱れ:女性ホルモン(エストロゲン)には肌の保湿力を高める働きがあるため、生理周期・更年期などによる分泌量の低下で肌が乾燥しやすくなります
- 睡眠不足:肌のターンオーバーが乱れバリア機能が低下する
- 栄養不足:ビタミン・たんぱく質不足が肌の乾燥につながる
- ストレス:自律神経の乱れが肌のバリア機能に影響する
乾燥肌を根本から改善するスキンケア方法
①洗顔方法を見直す
乾燥肌の方が最初に見直すべきなのが洗顔方法です。洗いすぎは乾燥肌の大きな原因になります。
洗顔料はマイルドな保湿成分配合のものを選び、泡立てネットでしっかり泡立て、泡で汚れを包み込むように洗いましょう。
ぬるま湯(32〜34℃)で洗い流し、熱いお湯は皮脂を取りすぎるため避けてください。
朝の洗顔はぬるま湯のみでOKで、洗顔料を使うのは夜だけでも十分な場合があります。
タオルでこすらず、やさしく押さえるように水気を取りましょう。
②化粧水で水分をしっかり補給する
乾燥肌には保湿力の高い化粧水が必須です。
洗顔後、30秒以上空くと肌の水分が急速に蒸発し始めると言われているため、できるだけ早く(1分以内が理想)使用しましょう。
ヒアルロン酸・グリセリン・コラーゲン配合のしっとりタイプを選び、数回に分けて重ねづけすることで水分が浸透しやすくなります。
コットンより手のひらでやさしく押さえ込むように使用してください。
③乳液・クリームで水分を閉じ込める
乾燥肌にとって乳液・クリームは必須アイテムです。水分を閉じ込めることで潤いを長時間キープできます。
セラミド配合のアイテムが特におすすめで、バリア機能を補修する効果があります。
乳液だけでは物足りない場合はクリームを重ね、特に乾燥が気になる部位(目元・口元・頬)は重ねづけしましょう。
就寝前はリッチなクリームをたっぷり使用するのがおすすめです。
④美容液でスペシャルケアを取り入れる
| 成分 | 効果 |
|---|---|
| セラミド | 肌のバリア機能を補修・強化する |
| ヒアルロン酸 | 高い保水力で肌に水分を引き込む(自重の約6,000倍もの水分を保持できるとも言われています) |
| コラーゲン | 肌のハリ・弾力を保つ |
| ナイアシンアミド | バリア機能改善・肌荒れ予防 |
| スクワラン | 肌なじみの良い保湿オイル成分 |
⑤週1〜2回のスペシャルケアを取り入れる
保湿パック(シートマスクやクリームパックで集中保湿する)、オイルマッサージ(スクワランオイル・ローズヒップオイルなどを使って顔全体をやさしくマッサージする)などがおすすめです。
乾燥肌改善のための生活習慣
食事で内側からケアする
| 栄養素 | 効果 | 多く含む食品 |
|---|---|---|
| ビタミンA | 肌のターンオーバーを促進 | にんじん・レバー・卵 |
| ビタミンC | コラーゲン生成を助ける | 柑橘類・パプリカ・ブロッコリー |
| ビタミンE | 抗酸化作用・血行促進 | ナッツ・アボカド・植物油 |
| 必須脂肪酸(オメガ3) | 肌のバリア機能を構成する | 青魚・アボカド・サーモン・くるみ・亜麻仁油・えごま油 |
| たんぱく質 | コラーゲン・エラスチンの材料 | 肉・魚・卵・豆腐 |
水分をしっかり摂る
1日1.5〜2リットルの水分補給が肌の潤いを内側から支えます。
コーヒー・アルコールは利尿作用があるため飲みすぎに注意しましょう。
睡眠を十分に取る
睡眠中に分泌される成長ホルモンが肌のターンオーバーを促進します。
肌の修復は夜の22時〜深夜2時に最も活発に行われると言われており、7〜8時間の質の良い睡眠を心がけましょう。
室内の湿度を保つ
室内の湿度が低いと肌の水分が蒸発しやすくなります。
加湿器を使って湿度50〜60%を保つことが乾燥肌対策に効果的です。
加湿器がない場合は、濡れタオルを部屋に干すだけでも一定の効果が期待できます。
乾燥肌の方がやりがちなNGケア
| NGケア | 理由 |
|---|---|
| 熱いお湯での洗顔・入浴 | 皮脂を取りすぎて乾燥が悪化する |
| アルコール配合の化粧水 | 肌の水分を蒸発させ乾燥を悪化させる |
| スクラブの使いすぎ | 肌のバリア機能を傷つける |
| 化粧水だけで終わらせる | 水分が蒸発してしまい逆効果になることも |
| 保湿を省く | 乾燥肌は保湿なしでは改善しない |
改善しない場合は美容医療も選択肢に
セルフケアで改善しない乾燥肌には美容医療も効果的です。
水光注射(ヒアルロン酸を肌に直接注入し、深部から潤いを与える)、ヴェルベットスキン(ダーマペン+成長因子で肌のバリア機能を再生する)、保湿点滴(ビタミン・ミネラルを点滴で補給し肌の内側から潤いを与える)などがあります。
まとめ
乾燥肌は正しいスキンケアと生活習慣の改善で根本から改善できます。
- 洗いすぎ・熱いお湯・摩擦など乾燥を悪化させる原因を取り除く
- セラミド・ヒアルロン酸配合の保湿アイテムで徹底的に保湿する
- 食事・水分・睡眠など内側からのケアもあわせて行う
- 室内の湿度管理も忘れずに
次のステップとして「美白ケアの正しい方法【シミ・くすみを防ぐ成分と使い方】」もあわせて読んでみてください。


